エチゴビール・発泡酒

ビール

かつては大手の酒造メーカーだけに限定されていたビールを製造する行為。

これが1994年に日本政府の緊急経済対策の一環として最低製造数量の基準の規制が緩和されて造りやすくなりました。

緩和されるまでは最低でも2千kl製造する必要があったものが60klに引き下げられ、日本のそれぞれの地域で地ビールの製造会社を目指すようになったのです。

そして規制緩和後に醸造することを許可する免許を最初に取得したのがエチゴビールになります。

新潟市に1890年に創業した日本酒の酒蔵が営業していますが、この酒蔵の現役の5代目の当主がエチゴビールを設立した方です。

イタリア

この日本酒の酒蔵の当主は、東京の大学を卒業した後イタリアに移住。

イタリアの古典仮面喜劇について学び、演出家や俳優としてヨーロッパをメインに公演活動を行っていた経歴があります。

ヨーロッパに滞在していた最中にドイツ人女性を妻に迎え入れたことがきっかけでビール作りに関心を持つようになった訳です。

14年間ヨーロッパに滞在していましたが父親が亡くなったことをきっかけに日本に戻り、日本酒の酒蔵を引き継いだのは規制緩和が実施される4年前でした。

当主はヨーロッパのお酒の文化を熟知していました。

ですので日本に地ビール文化を根付かせるために真剣に事業に取り組み、充分な準備を行って日本で最初の醸造する許可を得たのです。

1年間で2万kl製造することができる設備を新たに設置。

その設備を利用してさらに培ってきたノウハウや技術に磨いて、最初に醸造許可を獲得した地位に恥じない高い品質の美味しい商品を製造し続けています。

ビール

日本ではとりあえず飲むものとして扱われがちなビール。

エチゴビールでは保存や管理が行いやすいように製造された大手の酒造メーカーの商品と似たようなすっきりしたラガー系のタイプの商品を目指している訳ではありません。

ビール本来の美味しさを味わえる個性的でしっかりとした味がするエール系の商品を製造しています。

酵母は、麦芽を煮込んだ水の中に含まれているアルコールと糖分を炭酸ガスに変換する味の決め手となる重要な原材料です。

その酵母をエチゴビールは自社で培養して造っているのです。

本格的な商品を製造することにこだわっているエチゴビール。

ロシア

アメリカに商品を輸出していますし、近頃豊かになってきているロシア人の富裕層の方たちに商品が受け入れられてきているため、ロシアに輸出も開始しています。

そして原料にオレンジピールとコリアンダーシードを使った発泡酒のベルジャンホワイトエールも取り揃え、様々なお客様のニーズに応えているのです。

ところが今の製造している量は、まだ1年間で2千klぐらいとなっていて製造することが可能な量のおよそ10パーセントぐらいしか稼動していません。

ニーズが増すことによって製造する量が増えれば、コスト削減が実現できるようになり、本格的な商品を安く手軽に飲むことが可能になります。

そのような予測もできますし、ぜひ皆さんエチゴビールや発泡酒を試してみてはいかがでしょうか。