ビールが好きでよく飲む、という人の悩みになってしまうのがビール腹です。
ビール腹は、中年期になる男女ともになりやすい状態で下腹あたりがぽっこりと突き出すような状態になってしまいます。
ビールは美味しいけれど、この体型はなんとかしたい、という人も多いと思います。
そんな状態を改善するためには、原因を理解してから対処していくことが改善へとつながります。
具体的な原因としては、ビール腹とはビールによってできる体型ではないということを理解する必要があります。
アルコールはカロリーが高く、アルコール度数自体が熱量となります。
お酒はいろいろありますが、その中でもビールは比較的度数の低いお酒に分類されます。
そのため理論上は基本的にビールは太りにくいお酒と言えます。
しかし、それでも太ってしまうというという人も多いですが、これはビールというお酒が問題なのではなく、それと一緒に食べるおつまみが原因となります。
お酒が好きな人には、度数が低いお酒が好きな人と度数が高いお酒が好きな人がいますが、これを比較してみると度数が低いお酒が好きな人の方が肥満率が高いとされています。
度数が低いお酒は、ヨーロッパでは食中酒とも呼ばれており、つまり食事をしながら飲むのに適しているアルコール度数となっています。
つまり、ビールは食事と一緒に飲むことが多く、酒量に合わせておつまみも多く食べる傾向にあり、また飲食にかける時間も長めのため、お酒を飲まずに食べる食事に比べて摂取カロリーも高くなっていきます。
この摂取カロリーの多さが、太る原因でビール腹へとつながっていきます。
ビールを飲んで太りたくない、という場合には、ビールの選び方やおつまみの工夫などをすることが対策となります。
まず、ビールを選ぶ場合には通常のビールではなく近年よく販売している、糖質カットした低カロリービールを選ぶことがオススメです。
各メーカーで販売されているため、低カロリービールは美味しくなさそうと思う前に、自分の味覚に合うものがないか飲み比べてみることが良いとされています。
また、糖質オフと糖質ゼロでは異なるため、選ぶときには注意が必要です。
ビール自体を選ぶことも重要ですが、直接的に太る原因になるおつまみを工夫することも重要となります。
ビールは炭酸が含まれているため、どうしても唐揚げやフライなど揚げ物や肉類などが多くなっていきます。
そのため、それを避けるためにも意識してサラダなどの野菜を食べるようにしていきます。野菜に含まれる食物繊維は、余分な脂肪分を吸収する働きがあります。
豆類などもオススメです。低カロリーな枝豆や冷奴などを積極的に食べることでビール腹対策になります。
飲んですぐ眠る、という人もいますが、これは太ってしまうことにつながります。
ソファーに横になっても脂肪はついてしまうため、座ってパソコンを見るなどの作業をすることをオススメします。
その他、肝臓をいたわる、運動をすることなども改善には大切です。